はじめに
今回は、オンライン英会話に使う自己紹介ノートの作り方を紹介していきます。オンライン英会話の授業では必ず自己紹介が必要になってきます。自信をもって自己紹介ができるように、あらかじめ自己紹介ノートを作成しましょう。重要フレーズや質問の仕方も合わせて覚えていきましょう。
Contents
自己紹介で気をつけること
最初から完璧にしようと思わないこと
最初から完璧な自己紹介をしようと思うと挫折してしまいます。最初からありのままの自分を語ろうとすると、無理なことに気づきます。完ぺき主義者は自己紹介のスタートに立つことはできません。「よし!自己紹介を完璧に表現できるようになってから、オンライン英会話を始めよう」と意気込んでしまうと、いつまでも学習をスタートすることができないでしょう。確かに、ありのままの自分を相手に伝えたい気持ちは私にもありました。しかし、一度ぶつけてみると自分のことを案外説明できないなとか、自己分析すらできていないとか。やっていくうちに気づきがたくさんあって、そこから少しずつ成長できました。まずは始めることがとにかく大切ですね。
ノートに書いてから話す
自己紹介で話したい内容があったら、必ず先にノートに書いてください。自分の頭で考えるのではなく、極力どこかで見つけた表現を書き留めることをオススメします。参考書にあった表現でも良いですし、講師の先生が使った表現でも良いです。多少のアレンジはOKですが、できるだけそのまま活用しましょう。もし、頭に覚えた表現だけ使うと、後で見返すこともできません。授業で使って修正が必要な時に困ってしまいます。自己紹介ノートの作り方は後ほど説明致します。
分かる表現しか話さない
自分が理解した構文や熟語だけを使いましょう。自分が分からない表現を使っても意味がありません。最低でも意味が分かる、文法が分かる表現を使いましょう。かっこいい表現や難解な文法表現を使う時は注意しましょう。なぜ、分かる表現しか話してだめなのでしょうか?理由は二つあります。一つ目は、自分が理解できていない表現をなんとなく話しても脳に蓄積されません。その場で使ってすぐに忘れてしまいます。これまでの既存の知識と繋がりがないため、頭から知識がこぼれ落ちてしまいます。二つ目は、オンライン英会話の授業で使っても、自分でフィードバックを咀嚼できなくなります。もし、狙いの表現が伝わらなかったら、文法を間違えたのか?発音が正しくないのか?使う状況が良くないの?間違いの分析が難しくなります。以上の理由から、分かる表現しか話さないようにしましょう。
正直に語る
自己紹介なんて適当にしてよいだろう。相手は初対面だし、自分の事なんてしらないから。でたらめに自分の事を言おう。本に書いてある表現を使ってそのまま自己紹介しよう。音楽なんて好きじゃないけど、趣味は音楽でいいやとか。そんな考え方は絶対にだめです。自分を語ることに妥協したら、英会話の力は伸びません。言葉を大切にしない人は、相手にも興味をもってもらえません。相手に嘘をつくことは結局は自分に帰ってきます。正直に語ること実は大きなメリットがあります。自己分析につながるのです。私も、英語の自己紹介と徹底的に向き合った結果を、自分の長所や自分の夢に気づきました。そうしたらしめたものでし。どんどん自分を世界にアピールするために自己紹介を磨いていきましょう。もう世界はあなたを知りたくてむずむずしているはずです。
シンプルな表現を心がける
とにかくsimple is best。シンプルな表現を上手に使いこなしましょう。単純な表現をたくさんストックして、絶妙なタイミングで使えば効果は抜群です。実は、言葉のもっている力は、自分と相手と状況によって1にも100にもなります。言葉は工夫次第で∞の力を生み出します。慣れないうちは、こんな簡単な表現使って進歩あるのかな?不安になりますが、私の経験上はかなり効果があります。具体的には、中学文法の知識を使った構文で十分です。
身の回りのことから少しずつ広げる
私は言葉を学習する目的は自分を改めて知ること。もう一つは、自分と社会を繋げることだと思います。日本語の学習も英語の学習も究極的には同じです。ただ、伝える相手が外国人になったこと。繋げる社会がグローバルに広がったことです。前者の難易度は上がっていますが、後者は無限に広がっています。自己紹介の目的は自分を改めて知りつつ、その自分を相手にぶつけて自己PRし、社会への繋がりを求めるということです。
表現をストックしていく
一度使った表現は自分を相手に伝えた大切なものです。大切に保管しましょう。保管する際も、既存の表現との繋がりを意識しましょう。一つ一つ自分を表現する言葉をストックしていくと自信もついてきます。ノートを見返すと安心感も沸いてきます。自己紹介ノートは自分の宝物になります。
自己紹介の基本要素とは?
名前 | I’m 名前 |
---|---|
出身 | I’m from 地名(Hiroshima、Sendai) |
住んでいる場所 | I live in 地名 |
趣味 | I like 動詞+ing I like reading books (私は本を読むのが好きです) |
名前
日本語の自己紹介でも必ず必要なのが自分の名前です。あなたの名前を相手に伝えましょう。ただし、相手は外国人です。英語で伝える必要があります。もし名前が長い場合は、ニックネームを伝えても大丈夫でしょう。短くて覚えてもらえるように工夫しましょう。たとえば、タカヒロ→タカと省略してもOKです。
- I’m 名前
- My name is 名前
名前を伝えたら、「~と呼んでください」と講師に伝えましょう。例えば、
- I’m Takahiro、Please call me Taka(私はタカヒロです、タカと呼んでください)
と伝えても良いでしょう。逆に名前を聞きたい時は、以下の表現でOKです。
- What is your name?(あなたの名前は?)
- How should I call you?(どうお呼びすれば良いですか?)
出身
出身も名前とセットで言えるように準備しましょう。海外に居る場合は「日本の出身です」と伝えますが、国内にいる場合は地域を伝えましょう。
- I am from Japan.(日本の出身です)
- I am from Sendai.(仙台出身です)
出身地=生まれた場所なので「~で生まれたました」と伝えてもOKです。
- I was born in Saitama.(埼玉で生まれました)
東京や大阪など国際的な都市であれば講師は知っているかもしれませんが、知らない場合はどこにあるのかも伝えると親切です。例えば、「~の隣です」とか「~は日本の北部にある」とか。
- Saitama is next to Tokyo.(埼玉は東京の隣にあります)
- Okinawa is located in the south of Japan.(沖縄は日本の南側にあります)
住んでいる場所
出身を伝えたら、現在住んでいる場所を紹介しましょう。具体的にどの地域に住んでいるかを伝えましょう。その土地の魅力や面白い観光地を伝えるとぐっと距離が近づきます。
- I live in Okinawa.(私は沖縄に住んでいます)
- Tsugaru is famous for the Aomori Nebuta(つがる市は青森ねぶた祭りで有名です)
趣味
趣味は講師の先生と共有できたり、話を弾ませることができる大きなポイントです。しっかり準備して自分の趣味を相手に伝えましょう。読書が好きな場合は以下の表現を使います。
- My hobby is reading books.(私の趣味は本を読むことです)
- I like reading books (私は本を読むことがすきです)
よく聞かれる質問
お仕事は何をしていますか?
一番よく聞かれるのは「お仕事は何をしてますか?」という質問です。聞き方もいくつかあるので覚えてしまいましょう。
- What do you do for living?(お仕事は何をしていますか?)
- What is your occupation?(あなたの職業は何ですか?)
会社員の方は、具体的な職業、どんな仕事に就いているのかを簡単に紹介しましょう。基本的には「I’m 職業」で相手に伝わります。
- I am a city public servant.(私は市の公務員です)
- I am an engineer.(私はエンジニアです)
「~で働いている」や「~をしていると」具体的に答えもOKです。
- I work at a securities company.(私は証券会社で働いています)
- I teach math at high school.(私は高校で数学を教えています)
なぜ英語を勉強していますか?
ビジネス目的なのか?趣味のため?旅行の時に話せるようになりたいから?もし、なんとなく英語学習を始めているならば、この機会に自分の英語学習の目的を考えてみましょう。二つの表現を覚えておけば大丈夫です。
- I want to study English to 動詞(~のために英語を勉強したい)
- I started learning English because~(~ために英語の勉強を始めた)
将来の願望を伝えもOKですし、英語を始めたきっかけでも大丈夫です。
- I want to study English to go abroad.(海外に行きたいから英語を勉強したい)
- …because I want to enjoy travelling abroad.(海外旅行を楽しみたいから)
週末は何をしていますか?
週末の過ごし方は、よく講師に聞かれる質問です。主に自分の趣味を紹介すればよいでしょう。過ごし方を聞かれているので、具体的に何をしているのか説明すればOKです。
- What are you doing on the weekends?(週末は何をしていますか?)
- I usually/always go shopping(たいてい/いつも買い物にいきます)
自己紹介ノートの作り方
ノートは左側と右側をセットで使用
まずは、自分の好きなノートを一冊購入してください。できるだけ分厚いノートがおすすめです。長期間にわたって使うので愛着がわくようなノートがオススメです。必ずライン入りのノートを選びましょう。タイトルに「自己紹介ノート」を書き記せば準備完了です。
左側はストックノート
見開きの左側はストックノートにしましょう。ストックノートとは、自分が理解した表現、使いたい表現をストック(貯める)場所にします。左側をさらに半分に折って、左側に英文・右側に日本語の訳を書いていきましょう。そうすれば対訳のできあがりです。すぐに見返すこともできますし、自分で覚えたのかのチェックも簡単にできるようになります。原則として、この場所にストックしていない表現は自分の自己紹介で使ってはいけません。ここに保管された表現だけが、自分を語る素材になるのです。
右側に自己紹介の文章を書く
左側のストックを使って、オンライン英会話の自己紹介に使う文章を作成していきます。右側のストックを繋げて自然な文章に仕上げていきます。ここには必ず日にち、どの授業で使ったのか?を書いていきましょう。最初は短い自己紹介しかかけないかもしれませんが、慣れてきたら長文にも挑戦しましょう。
自己紹介ノートの育て方
言い換える
こんにちだけでも、「Hi」、「Hello」と様々な表現があります。同じ意味だけど違う表現をたくさん書き出してみましょう。「はじめまして」も場面別に考えると、いくつも表現があります。
- It’s nice to meet you.(よろフォーマルに)
- Nice to meet you.(一般的に)
- Good to see you.(カジュアルに)
詳しく説明する(5W1H)
例えば、本を読むのがすきで「私の趣味は本を読むことです。」と表現した場合は、5W1Wを使って自問自答しましょう。5W1Hの質問に答えることで内容を膨らませることができます。
- When いつ?/いつから? 休日に/子供の頃から
- Where どこで? カフェで
- Who だれが? 家族皆が
- What 何を? 心理学の本
- Why なぜ好きなのか? 知識を得ることができるから
- How どのように好きなのか? 時間を忘れるぐらい
高度な文法を使う(表現方法を変える)
違う文法や構文を使うことで言い換えることも可能です。例えば、「私は音楽が好きです」と伝えたいならば二通りの表現が考えられます。受身の表現にすることで、同じ内容を言い換えることができます。
- I like music.(能動)
- I am interested in Music.(受動態)
他にも、関係代名詞・動名詞・不定詞などを使えば表現の幅は広がっていきます。